測定方法 – ホールボディカウンター
ホールボディカウンター 「アンチドザ」は、高性能の椅子型の内部被爆測定器です。
この測定器はチェルノブイリ原発事故の後に、ウクライナの国家プロジェクトとして開発されました。
研究・開発を実らせたのは、キエフの 「放射医療研究所」(Research Center for Radiation Medicine)です。

ホールボディカウンター 「アンチドザ」
- 検査する核種: セシウム Cs-137, Cs-134, カリウム K-40
アンチドザは全ての放射性物質のエネルギー スペクトルが表示されますので、全ての線量がわかります。 - 椅子の形状やセンサーの設置方法によって、座っている人の身体を全体的に読み取ることができます。
- 微量の放射性セシウム・カリウムでも、10分程度で測定可能です。
- センサーが120°の角度で腰の辺りに設置されているため、センサーが背中の辺りについているタイプと比べ、より正確な測定ができます。 また、背が低い子どもの検査にも適しています。
- 体内の汚染度が高い場合、最も効果的な薬品の選定、または放射性物質の体外除去の方法を選定します。
ガンマ線量 | 50-3000 Kev |
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放射線吸収量 | 0.55-555 kBq |
検出可能な放射性物質 | Am, Cs, Co, Ru, K etc. |
エネルギー依存性(0,06 ? 1,5) MeV | ±25% |
エネルギー分解能(セシウム 137) | 10% 以下 |
最大統計的負荷 | 103 c-1未満 |
5分間の検査における相対誤差 | ±10% |
稼動調整時間 | 30分未満 |
連続稼働時間 | 24時間 |
連続稼動時における較正の不安定さ | ±2% 未満 |
積分非直線性 | 1.0% 未満 |
寸法 | 1,400×800×1,100 mn |
重量 | 100 Kg |
電力 | 100V 50Hz |
消費電力 | 300W未満 |
E = F + B. n, E: ガンマ線エネルギー F, B: Eによる作用, n(DSTU 26 874算出) n: チャネルの数 |
主な臨床実験実施機関
- ウクライナ国立ガン研究所 (The Cancer Institute of the The National Academy of Sciences NAS)
- ウクライナ臨床実験実施機関 (The Institute of Macromolecular Chemistry of NAS)
- ロシア国公衆衛生・疫学的試験 「MoHP」
- ロシア放射能研究所 (The Russian Research Center for Radiology)